受胎調整について
はじめに
患者様にお伝えしたいこと
受胎調整とは、いわゆる「避妊」を意味します。
昨今、医療の進歩によって、医療現場では様々な受胎調整の方法が検討されています。
しかしながら、避妊の方法を選択していく中で、
- より確実な方法
- 効果が長続きする方法
- 安価に行える方法
- 使い方が簡単で身体への害が少ない方法
- 女性自らが主体的に実施できる方法 など
これらの条件を全て満たしてくれる方法は、もちろんありません。
当院では、患者様のご要望を最大限考慮した上で、「安全・安心」を第一に考えた受胎調整をご提案させて頂きます。
パートナーとの意見が合い、あなたとあなたの大切な方が、幸せな生活を送れる方法を、一緒に選択していけたら幸いです。
ピルによる避妊
ピル(経口避妊薬)という選択肢
ピルとは、2種類の女性ホルモンが含まれている薬です。ピルを服用することで、排卵を抑え、結果的に避妊することができます。
ピルを服用するには、必ず医師の処方が必要です。また、効果を発揮するには正しく使用することが大前提となりますので、服用方法をしっかりと理解した上で、定期的な診察・検査を怠らずに服用するようにしましょう。
ピルのメリット
- 女性が主体的に使える
- 避妊効果が高い(正しく服用した場合)
ピルのデメリット
- 毎日、服用する必要がある
- 一時的な副作用がある
・不正出血
・吐き気 など - 使用できない方もいる
・体質
・年齢
・病気 など
※ 受胎調整(避妊)を目的としたピルは保険が適用できません。予めご了承ください。
アフターピル(緊急避妊薬)
避妊に失敗してしまった方へ
避妊に失敗してしまった場合、望まない妊娠を避けるために、アフターピル(緊急避妊薬)の処方を行います。
アフターピルの避妊効果
- 正しく服用すること
- 性行為後、3日以内(72時間以内)であること
以上の条件に合えば、アフターピルによって受精卵の着床を防ぐことができます。
費用について
アフターピル | 16,000円(税別) |
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後発医薬品(ジェネリック医薬品) | おおよそ半額程度 |
※ 後発医薬品は割安となりますが、先発医薬品と同様に様々な基準を守って製造されていますのでご安心ください。
※ アフターピル(緊急避妊薬)は、健康保険は適応されません。予めご了承ください。